こんにちは~、 私は地理が好きな大学院生です。
(完全に自分流でやっているので読みづらい等ありましたらご指摘ください。)
第1回ということで、地理受験の魅力をお伝えしたいと思います。
一般的には、
・地理受験ってあまり知られていない。
・地理選択ができない大学が多くて使いづらい。
地理ってなんかマイナー科目にされてしまうんですよね。
でもそれに勝る利点があります!
一言でいえば、
「地理は暗記科目ではない」
ということです。
どういうこと?
例えば、皆さん大好き「山川の用語集」
ざっと数えたところ、日本史用語集の索引には約1万語、世界史には約6000〜7000語という言葉が載っているのに対し、地理は約3500語しか載っていません。
つまり、地理は覚える単語が圧倒的に少ないのです!
じゃあ簡単なのか?
うーん、
必ずしもそうとは言えません。
地理には、
「最低限の知識や解き方を応用して、試験問題にその場で対応していく」
という特徴があると私は思います。
実際に、
単純に知識を問われる日本史・世界史のセンターは30分で終わる友人も多かったですが、
地理は試験中に考えるので60分フルに使うこともありました。
一つ例題を。
「下のグラフはコーヒー豆の生産量国別ランキングである。①に当てはまる国名をA~Cの中から選びなさい」
順位 | 国名 | 単位:トン |
1 | ブラジル | 2,680,515 |
2 | ( ① ) | 1,542,398 |
3 | コロンビア | 754,376 |
出典:Global Note
答えは……
B. ベトナムです!
~解説~
この問題を解くために、わざわざ「コーヒー豆生産量ランキング」や「ベトナムの主要産品」を暗記する必要はないんですね。
なんで?
ここでは、一つの知識として「コーヒーベルト」という言葉を知っていればいいのです☕
「コーヒーベルト」とは
赤道付近の熱帯気候がコーヒー豆の生産に適しているので、赤道付近の国が主な生産国になるという考え方です。
選択肢3つの中で赤道付近の国は「ベトナム」だけですね。
ちなみに
ブラジル産で有名なコーヒーブランドは
「サントス」
コロンビア産は
ジャマイカ産は
「ブルーマウンテン」
聞いたことありますよね!
こんな感じで、
「コーヒーベルト」という「公式」を知っていれば、上の例題だけでなくコーヒー関連のいろんな問題に応用できるんです!
ある意味、理系的じゃないですか?
結論、
地理は
暗記が嫌い、応用が得意(思考力がある)、数学的な考え方ができる(公式をもとに、いろんな問題を解く)
という人には向いています!
(もちろん一番向いているのは、地理のことが好きな人だけどね笑)
つまり、、
文系で地理を極める人はもちろん、
理系だけどセンターで社会科を受けなきゃいけない
という国立志望の理系受験生に地理はとってもおすすめなんです。
センターまでなら、地理が選択できないというケースはほとんどありません!!
面倒な暗記に時間をかけず、「公式」を覚えて問題演習をすれば、地理はどんどん解ける問題が増えていきます。
どう? 魅力的でしょ?
地理受験、楽しんで行きましょう(^^♪
あっ、地理の勉強に地図帳は必須です。
地図上にゴリゴリ書き込んじゃってください。
コ ー ヒ ー ベ ル ト 🖊
とかね。
ではまた。