第15回は地理の教材についてです。
地理の勉強において一番使える教材は間違いなく「地図帳」です。
白地図を使って情報を書き込んでいく受験生もいますが、
私は川や山脈などがカラーで載っている、いわゆる普通の地図帳がおすすめです。
※白地図は陸地の輪郭が描いてあるだけで、山の名前や都市の位置などはわざわざ自分で調べないと分からないので面倒です。
私は「帝国書院」の地図帳を使っていました。高校入学時に買わされる人も多いかもしれませんね。
(私は帝国書院の回し者ではないのでご安心ください。一応、下に貼っておきますが。)
極端な話、地図帳があれば参考書や単語帳もいりません。
授業や問題演習で出てきた地名に直接マークをして、関連するワードを空いているスペースにゴリゴリ書き込んでいくのがいいと思います。
私が高校の時に使っていた地図帳を先日開いてみましたが、
マーカーや色ペンで都市名に印をつけたり、書き込んだりしていました。
私はズボラなので、マーカーでも赤ペンでもこだわりなく、そのとき手に持っていたペンでマークしていました。
後で見返したときに、
「あれ、なんでタンガニーカ湖(画像真ん中、タンザニアとコンゴ民主の国境)にマーカーしたんだっけ?」
↓
「あ、そうだそうだ。アフリカ大地溝帯にあって、多様な生態系で有名なんだ」
みたいな感じで復習していきます。
(思い出せなかったらノートや教科書を見るか、ググる!)
地理の問題をテストで解く際には、地図を頭で思い出しながら解くことが多いです。
つまり、普段からビジュアル的に地図と知識を繋げて頭に入れておくことで、効率も上がるし回答も出てきやすくなります。
勉強に疲れた時も、ボケーーーっと地図帳にマークした都市や山脈を眺めながら
「あー、アメリカとメキシコの国境には川が流れてるのかー。じゃあトランプの壁はどこに建てるんだ??」
「へえー、イタリアって暖かそうだけど、意外と北海道と同じくらい北にあるんだな~」
なんて考えていると地理の知識・理解がどんどん深まります。
みなさんも、お手持ちの地図帳で中東のペルシャ湾を開いてみてください。
しっかりした地図帳には油田やパイプライン、鉱山、工場や農産品のマークなども細かく載っています。「井」みたいなマークが油田ですね。
これもおススメする理由。
難関私大で地理を受験する方は、こうしたマニアックな名前もたまに試験に出てきます。
ちなみに…
中東の地図を見ているとサウジアラビアの東部に「ガワール油田」というのがありますね。このへんです ↓
これは、サウジアラビアにある世界最大の埋蔵量を誇る油田です。
その産出量は1日500万バレル!
参考までに、外務省のデータによると
日本人1億2600万人が1日に消費する石油量は398万バレル。
インド人13憶4000万人が1日に消費するのは460万バレル。
500万バレルってすごい!
ガワール油田って世界の何十億って人を支えているんですね。
そりゃサウジアラビアの王様は金持ちだわー
というわけで、結論。
・地図帳最強!
・出てきた地名・情報をどんどん地図帳に書き込む!
・そして地図帳を眺めて復習!
・ガワール油田いつもありがとう!
ではまた。
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